| URL |
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/MK036197000005 |
| 木簡番号 |
5 |
| 本文 |
鋳所解○申請荒炭事○合十籠○大鐸鋳料○景雲二年四月廿五日物部入鹿 |
| 寸法(mm) |
縦 |
498 |
| 横 |
44 |
| 厚さ |
5 |
| 型式番号 |
011
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| 出典 |
但馬集成20頁-(109),木研36-197頁-(5)(日本古代木簡選･但馬木-5･木研集報3-22頁-(4)) |
| 文字説明 |
裏面に削り残りの墨痕あり｡ |
| 形状 |
上削り､下削り､左削り､右削り｡ |
| 樹種 |
檜 |
| 木取り |
板目 |
| 遺跡名 |
但馬国分寺〈KS5B区〉
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| 所在地 |
兵庫県豊岡市日高町(旧城崎郡日高町)国分寺字堂ノ前 |
| 調査主体 |
日高町教育委員会
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| 発掘次数 |
5
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| 遺構番号 |
SD01
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| 地区名 |
MK036197
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| 内容分類 |
文書
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| 国郡郷里 |
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| 人名 |
物部入鹿 |
| 和暦 |
神護景雲2年4月25日 |
| 西暦 |
768(年), 4(月), 25(日) |
| 遺構の年代観 |
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| 木簡説明 |
四周削り。檜・板目。鋳所が、「大鐸」を鋳るために荒炭を請求した解。（神護）景雲２年は768年。「鋳所」は木簡106(但馬集成19頁-106)にもみえる。「大鐸」は大型の風鐸か。天平神護２年（766）８月18日太政官符によると、塔・金堂等が朽損している寺に、造寺料稲をもちいて修理を命じたことがみえ（『類聚三代格』巻３国分寺事）、神護景雲元年（767）11月12日勅により、塔・金堂修理について国司の怠慢が戒められた（『類聚三代格』巻３国分寺事）。但馬国分寺でも、それらの修理が命じられた可能性がある。但馬国分寺第１次調査において塔跡から出土した銅製の５点の風鐸片には、大小２種類が知られ、その関連が推測される。大型風鐸は、四天王寺の出土例を参考に復元すると、高さ約20㎝・幅約20㎝。塔基壇周辺西北部から出土しており、塔にともなうものとみられる。小型風鐸は、塔基壇から西に約10ｍ離れた焼土層から出土しており、塔基壇北東部から小型風鐸の鋳型も出土している。出土状況から推測するに、大型風鐸は軒先の隅木用、小型風鐸は相輪用であろう（前岡孝彰「但馬国分寺跡出土風鐸の再検討」『但馬国府・国分寺館年報第３号－平成19（2007）年度』2009年）。物部は木簡23(但馬集成6頁-23)参照。 |
| DOI |
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