| URL |
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/MK022250000016 |
| 木簡番号 |
27 |
| 本文 |
・○本※※※※＼出石郷秦部牛万呂戸口秦部旅人己口分桑〈〉上一斤四□□□□・○〈〉○□文作人□□□人檜□〔前ヵ〕足石 |
| 寸法(mm) |
縦 |
395 |
| 横 |
45 |
| 厚さ |
5 |
| 型式番号 |
011
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| 出典 |
但馬集成13頁-(67),木研22-250頁-(16)( 袴狭遺跡･木研17-70頁-2(4)･木研20-233頁-(1)) |
| 文字説明 |
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| 形状 |
上削り、下削り、左削り、右削り、二片に割れて出土｡ |
| 樹種 |
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| 木取り |
板目 |
| 遺跡名 |
袴狭遺跡
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| 所在地 |
兵庫県出石郡出石町袴狭字内田･字谷外 |
| 調査主体 |
兵庫県教育委員会埋蔵文化財調査事務所
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| 発掘次数 |
9次b（旧9次）
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| 遺構番号 |
第3面上層包含層
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| 地区名 |
谷外地区
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| 内容分類 |
画指
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| 国郡郷里 |
但馬国出石郡出石郷 |
| 人名 |
秦部牛万呂･秦部旅人 |
| 和暦 |
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| 西暦 |
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| 遺構の年代観 |
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| 木簡説明 |
四周削り。板目。現状、裏面の文字の一部は浮き上がりでわずかに判読できる。平安時代前半。出石郷秦部牛万呂の戸口、秦部旅人が「己口分桑」に関わり「一斤四」の品を進納したもの。「旅人」の右の墨線は旅人の画指とみられる。画指の上にみえる「本」は、指の根本の意。「文作人」は、文を作る人の意で、木簡の文面を作成した人物（市大樹「西河原遺跡群の性格と木簡」『飛鳥藤原木簡の研究』塙書房、2010 年。初出2008年）。画指の存在は、秦部旅人が文字を書けないことを推測させる。「文作人」がこの木簡を代筆したのであろう。「檜前足石」が「文作人」か否かは不詳。「口分桑」は、班給された陸田（畑）で、桑を植えたものか。大同２年（807）正月20日太政官符によると、七道諸国に桑漆が催殖されている（『類聚三代格』巻８農桑事）。但馬国調に「自余輸レ絹」とみえ（主計寮式上45但馬国条）、養蚕に桑は必須であった（吉川真司「古代但馬の繊維生産と流通」『律令体制史研究』前掲。初出2000年）。秦部は木簡26(但馬集成7頁-26)、檜前部は木簡17(但馬集成5頁-17)参照。 |
| DOI |
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