木簡庫　奈良文化財研究所:詳細

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調査主体が奈良文化財研究所（奈良国立文化財研究所含む）であれば、どなたでも複製、公衆送信、翻訳・変形等の翻案等、自由に利用できます。
商用利用も可能です。申請不要です。詳細は利用条件をご確認ください。
高解像度画像がColbaseに掲載されている場合がありますので、Colbase（https://colbase.nich.go.jp/?locale=ja）でもご確認ください。

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■詳細

URL		https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/MK021071000002
木簡番号		0
本文		・〈〉部乙臣女※○大家部酒刀自女※○阿刀部嶋公※○鷹鷹鷹鷹藤藤藤藤家家家家家家勝勝勝郡郡郡郡長長長長長・□刀自女刀自女○□○歳歳歳歳歳歳置置置置置□□□□〔要要要要ヵ〕□諷諷諷風□〔凡ヵ〕真□真□真□
寸法(mm)	縦	(1226)
	横	33
	厚さ	24
型式番号		065
出典		但馬集成4頁-(5),木研21-71頁-(2)
文字説明
形状		上欠(折れ）、下削り、左削り、右削り｡
樹種		△
木取り		板目
遺跡名		加都遺跡
所在地		兵庫県朝来郡和田山町加都･市御堂
調査主体		兵庫県教育委員会
発掘次数
遺構番号
地区名		宮ヶ谷Ⅲ地区
内容分類		文書･習書
国郡郷里
人名		臣女･大家部酒刀自女･阿刀部嶋公･刀自女
和暦
西暦
木簡説明		上端折れ、下端・左右両辺削り。スギ＊・板目。棒状の木製品に平坦面を削り出し、表裏に墨書する。墨線で区切った人名列記の帳簿に習書を施した木簡。木簡に記された人名と習書の文字に明確な関係は認めがたい。大家のウジナは大宅にも作り、大家部は大宝２年（702）筑前国嶋郡川辺里戸籍（正倉院文書正集第39 巻第６紙・『大日本古文書』編年一-120 頁。以下『大日古』一120 のごとく略記する。紙数は宮内庁正倉院事務所『正倉院古文書影印集成』八木書店、1988 年～刊行中、および写真帳による）にみえるほか、「大宅部」が大宝２年（702）国郡未詳戸籍（正倉院文書続修第44 巻第６紙裏・『大日古』一323）にみえる。大家（宅）の地名は但馬国にはみえないが、隣国の播磨国揖保郡に大宅郷がある。大宅部は、本木簡の「大家部酒刀自女」のほか、但馬国にはみえない。阿刀氏は、物部氏と同祖伝承をもつ氏族。阿刀部は、阿刀氏の部民であったことにもとづき、『新撰姓氏録』未定雑姓摂津国にみえる。本木簡の「阿刀部嶋公」のほか阿刀（斗）部は、但馬国にはみえず、都城出土木簡では、伊勢国荷札に散見する（『平城宮木簡七』11286 号、『同』11520 号、『平城木簡概報(８)』４頁上12 号など）。