| URL |
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/6ALSJR44000011 |
| 木簡番号 |
3178 |
| 本文 |
・務所牒○作門所○尫*四[×五]人匠丁四○右充彼所・少録船連鈴末呂八月廿八日附委文末呂 |
| 寸法(mm) |
縦 |
368 |
| 横 |
43 |
| 厚さ |
4 |
| 型式番号 |
011
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| 出典 |
木研7-122頁-(46)(平城宮3-3178・ 城5-4上(17)・日本古代木簡選) |
| 文字説明 |
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| 形状 |
縦に三片に割れ、さらに中央の一片は折れるが、接続して原形を保つ。「鈴末呂」の署名は「文末呂」の「末呂」の筆跡との類似からみて自署風に筆跡を変えたものか。 |
| 樹種 |
檜 |
| 木取り |
板目 |
| 遺跡名 |
平城宮小子門地区
Heijō Palace (Chiisakobe Gate Sector)
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| 所在地 |
奈良県奈良市法華寺町 |
| 調査主体 |
奈良国立文化財研究所平城宮跡発掘調査部
Department of Heijō Palace Site Investigations, Nara National Research Institute for Cultural Properties
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| 発掘次数 |
39
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| 遺構番号 |
SK5104
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| 地区名 |
6ALSJR44
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| 内容分類 |
文書
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| 国郡郷里 |
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| 人名 |
船連鈴末呂・委文末呂 |
| 和暦 |
8月28日 |
| 西暦 |
8(月), 28(日) |
| 遺構の年代観 |
724-728 |
| 木簡説明 |
縦に三斤に割れ、さらに中央の一片は折れるが、接続して原形を保つ。表の「四」字は「五」字の上に重ね書きして訂正する。「鈴末呂」の署名は「文末呂」の「末呂」の筆蹟との類似からみて、自署風に筆蹟をかえたものであろう。某官司の務所が作門所に匠丁を充てる文書。作門所はSK五一〇四の北の門SB五〇〇〇(小子門)の造営に当る現場事務所であろう。(二四頁参照)。務所は、造東大寺司務所(大日本古文書四-四五四など)、勅旨省務所(同五-六九三)、国務所(平城概報十二』一六頁)、郡務所(大日本古文書五-七〇一)、某家務所(同四-三八)、僧綱務所(同三-六二一)、某寺三綱務所(同四-一八〇、三二五)、某寺務所(同五-四九三)などの類例がある。本木簡の務所は、署名者が省の第四等官の少録であることや、造営に関する内容であることから、造宮省務所か。ただし造宮省には録の存在は知られるが、(続日本紀天平十四年八月丁丑条)少録は確認できない。この木簡は、務所の使者委文末呂が匠丁を率いて作門所にもち来り、作門所で廃棄されたものである。 |
| DOI |
http://doi.org/10.24484/mokkanko.6ALSJR44000011
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