| URL |
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/6ABEMI09000097 |
| 木簡番号 |
11861 |
| 本文 |
・請縄参拾了○右為付御馬并夜行馬所請・如件○神護景雲三年四月十七日番長非浄浜 |
| 寸法(mm) |
縦 |
326 |
| 横 |
24 |
| 厚さ |
4 |
| 型式番号 |
011
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| 出典 |
平城宮7-11861(木研8-110頁-(8)･ 城5-9上(103)･日本古代木簡選) |
| 文字説明 |
｢并｣は異体字｢幷｣。 |
| 形状 |
上削り､下削り､左削り､右削り｡ |
| 樹種 |
ﾋﾉｷ科♯ |
| 木取り |
板目 |
| 遺跡名 |
平城宮第一次大極殿院築地回廊東南隅付近
Heijō Palace (Former Imperial Audience Hall Sector, Cloister, Near the Southeast Corner)
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| 所在地 |
奈良県奈良市佐紀町 |
| 調査主体 |
奈良国立文化財研究所平城宮跡発掘調査部
Department of Heijō Palace Site Investigations, Nara National Research Institute for Cultural Properties
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| 発掘次数 |
41
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| 遺構番号 |
SD3715
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| 地区名 |
6ABEMI09
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| 内容分類 |
文書
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| 国郡郷里 |
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| 人名 |
非浄浜 |
| 和暦 |
神護景雲3年4月17日 |
| 西暦 |
769(年), 4(月), 17(日) |
| 遺構の年代観 |
765-790 |
| 木簡説明 |
四周削り｡御馬や夜行馬に装備する縄を請求した文書｡『延喜左馬寮式』によると､御馬は､毎年諸国の御牧から貢進され､節会や行幸などに用いられる（御馬条･五日式条）｡｢夜行馬｣は､行夜のための馬｡夜行（行夜）は､『宮衛令』によると｢持時行夜者､皆須執仗巡行｣（開閉門条）､｢衛府持時行夜｣（分街条）とみえ､宮内および京内の夜警が規定されている｡天平年間頃の行夜は､｢中衛･左右兵衛共行夜､一夜巡行一夜停止､衛士不預也｣とみえることから（『令集解』宮衛令分街条古記所引今行事）､中衛と兵衛の職掌であり､降って平安時代には､『延喜左近衛府式』･『延喜左兵衛府式』によると､近衛と兵衛によって行われた（左近衛府式行夜条､左兵衛府式行夜条）｡ただし､『延喜左馬寮式』によると､行幸の御馬の馬子八人は｢右兵衛二人､馬部六人｣（御馬条）､｢左兵衛行夜二疋｣と記すことから（衛府牛馬条）､御馬や夜行馬は兵衛との関わりが強い｡｢非浄濱｣は､中衛府またはその職掌を継ぐ近衛府の番長と考えられるが､あるいは兵衛府との関連もなお考える必要があろう｡ |
| DOI |
http://doi.org/10.24484/mokkanko.6ABEMI09000097
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