URL |
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/5BASNJ36000116 |
木簡番号 |
181 |
本文 |
・○「軽寺」○波若寺○涜尻寺○日置寺○春日部○矢口\石上寺○立部○山本○平君○龍門○吉野・【『□〔耶ヵ〕○耶○耶○耶○〈〉』】 |
寸法(mm) |
縦 |
(203) |
横 |
36 |
厚さ |
9 |
型式番号 |
081
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出典 |
飛鳥藤原京1-181(木研21-19頁-(20)・飛13-15上(60)) |
文字説明 |
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形状 |
左削り、右削り、上二次的切断、下二次的切断、裏面下部剥離。 |
樹種 |
ヒノキ科# |
木取り |
追柾目 |
遺跡名 |
飛鳥池遺跡北地区
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所在地 |
奈良県高市郡明日香村大字飛鳥 |
調査主体 |
奈良国立文化財研究所飛鳥藤原宮跡発掘調査部
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発掘次数 |
飛鳥藤原第84次
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遺構番号 |
SD1130
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地区名 |
5BASNJ36
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内容分類 |
文書・習書
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国郡郷里 |
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人名 |
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和暦 |
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西暦 |
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木簡説明 |
左右両辺削り。上下両端はほぼ同じ角度で斜めに二次的に切断する。それにともなっで、裏面の下部は剥離する。表面には寺名と地名が列挙されているが、地名も「寺」字の省略であろう。右行冒頭の「軽寺」は、他の十一寺と文字の大ききや書体が明らかに異なる。「軽寺」が記されて一定の時間が経過した後、別人によって残りの寺名が記されたと判断される。十二寺に共通する要素として、大和国内の氏寺級の中小寺院であること、すべてではないが僧侶の山林修行拠点とみられる寺院が含まれていることなどがあげられる(伊藤敬太郎・竹内亮「飛鳥池遺跡出土の寺名木簡について」前掲)。道昭が飛鳥寺禅院を拠点として広めたとされる禅行は山林修行の要素も含んでいたと考えられ、十二寺は飛鳥寺禅院における禅行との関連で理解できる可能性がある。 |