URL |
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/5BASNJ30000104 |
木簡番号 |
941 |
本文 |
・←月卅日智調師入坐糸卅六斤半~・「又十一月廿三日糸十斤出/受申□〔和ヵ〕□∥」 |
寸法(mm) |
縦 |
(286) |
横 |
(28) |
厚さ |
3 |
型式番号 |
081
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出典 |
飛鳥藤原京1-941(木研21-18頁-(3)・飛13-9下(6)) |
文字説明 |
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形状 |
左削り、上欠(折れ)、下欠(折れ)、右やや割れ。何度も削って再利用する。 |
樹種 |
ヒノキ科# |
木取り |
追柾目 |
遺跡名 |
飛鳥池遺跡北地区
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所在地 |
奈良県高市郡明日香村大字飛鳥 |
調査主体 |
奈良国立文化財研究所飛鳥藤原宮跡発掘調査部
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発掘次数 |
飛鳥藤原第84次
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遺構番号 |
SK1153
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地区名 |
5BASNJ30
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内容分類 |
文書
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国郡郷里 |
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人名 |
智調・(和)□ |
和暦 |
*月30日・11月23日 |
西暦 |
*;11(月), 30;23(日) |
木簡説明 |
左辺削り、上下両端折れ、右辺やや割れ。何度も削って再利用されたらしく、大型の材の割に薄い。裏面は内容が完結しており、表面も月名部分が欠損するのみ。表裏それぞれ筆を異にしており、日ごとに記録したとみられる。表面の「智調」は、道昭が禅院で亡くなる際に立ち会った弟子「知調」であろう(『日本霊異記』上巻第二十二縁)。単に「入糸」とせず、「入坐糸」と表記するのは、智調に対する敬意を示すためと考えられる。「入」は裏面の「出」の反対語で、施入も含めた収入一般に関わる語句であろう。「半」字は淡い墨書によって「○」で囲んで抹消されている。裏面は糸十斤を支出したことを記録する。「和□」は和上、もしくは僧名と考えられ、糸の受領者であろう。 |