URL |
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/5BASNJ30000101 |
木簡番号 |
945 |
本文 |
・世牟止言而□\橘本/止∥飛鳥寺・○「□□□□」 |
寸法(mm) |
縦 |
(75) |
横 |
(22) |
厚さ |
3 |
型式番号 |
081
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出典 |
飛鳥藤原京1-945(木研21-18頁-(2)・飛13-9下(5)) |
文字説明 |
表面「橘」は異体字「桔」。裏面一文字目は「人」、四文字目は「説」の可能性あり。 |
形状 |
二片接続、上切断、下欠(折れ)、左やや割れ、右やや割れ。 |
樹種 |
ヒノキ科# |
木取り |
板目 |
遺跡名 |
飛鳥池遺跡北地区
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所在地 |
奈良県高市郡明日香村大字飛鳥 |
調査主体 |
奈良国立文化財研究所飛鳥藤原宮跡発掘調査部
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発掘次数 |
飛鳥藤原第84次
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遺構番号 |
SK1153
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地区名 |
5BASNJ30
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内容分類 |
文書
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国郡郷里 |
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人名 |
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和暦 |
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西暦 |
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木簡説明 |
左右二片接続。上端切断、下端折れ、左右両辺やや割れ。表面に「止」字が二箇所あるが、右行のものは大書体で中央に記すのに対して、左行のものは小書体で右に寄せて記すという違いがある。本木簡は国語学的に重要な意味をもち、宣命大書体から宣命小書体へ、という従来の図式に再考を促すこととなった(沖森卓也『日本語の誕生』吉川弘文館、二〇〇三年)。また本木簡は「セムト言ヒテ□…/拮本ト飛鳥寺」と訓読できるが、一字一音仮名と訓字が混用された初期の史料としても貴重である。「桔」は「橘」の俗字。別筆で書かれた裏面は、やや大きな文字で一行書きで記されており、こちらが木簡当初の記載とみるべきかもしれない。裏面一文字目は「人」、四文字目は「説」の可能性がある。 |