URL |
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/5AWHHJ16000102 |
木簡番号 |
1467 |
本文 |
・□養宿祢道代給□〔紐ヵ〕五・○太寶元年十一月□□ |
寸法(mm) |
縦 |
(126) |
横 |
(21) |
厚さ |
3 |
型式番号 |
065
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出典 |
飛鳥藤原京2-1467(木研25-23頁-(2)・飛16-8上(2)) |
文字説明 |
木簡転用木製品であるが用途不明。 |
形状 |
上二次的削り、下二次的削り、左削り、右二次的整形。 |
樹種 |
檜 |
木取り |
板目 |
遺跡名 |
藤原京左京七条一坊西南坪
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所在地 |
奈良県橿原市上飛騨町 |
調査主体 |
奈良文化財研究所飛鳥藤原宮跡発掘調査部
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発掘次数 |
飛鳥藤原第115次
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遺構番号 |
SX501
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地区名 |
5AWHHJ16
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内容分類 |
文書
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国郡郷里 |
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人名 |
□養宿祢道代〈県犬養三千代〉 |
和暦 |
大宝1年11月 |
西暦 |
701(年), 11(月) |
木簡説明 |
木簡転用木製品であるが、用途不明。表側は現横幅の右半分に寄せて記し、裏側は真ん中に記す。このような字配りから、右辺の二次的整形はわずかで、左辺は木簡当初の削りをとどめていると判断できる。上下両端は明らかに二次的削り。「道代」は県犬養三千代。藤原不比等の妻となり、本木簡の年紀と同じ大宝元年(七〇一)には、安宿媛(後の光明皇后)を出産している。本木簡は県犬養三千代に紐を支給するという内容であるが、藤原宮の内裏東外郭のすぐ外側を北流する南北基幹排水路SD一〇五からも「三千代給煮〈〉」と書かれた木簡が出土している(奈良県教育委員会編『藤原宮』二五号)。別勅賜物を支給する際にこの種の木簡が作成され、一四六七号のように、それを送り状として二次利用する場合もあったことがわかる。 |