| URL |
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/5AMDZZ99000002 |
| 木簡番号 |
0 |
| 本文 |
・□〔珠ヵ〕流河評□□□〔度里ヵ〕・玉作部子猪手五□ |
| 寸法(mm) |
縦 |
(139) |
| 横 |
(19) |
| 厚さ |
2 |
| 型式番号 |
039
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| 出典 |
木研40-13頁-(2) |
| 文字説明 |
表面五文字目は残画から「作」または「佐」とみられるが確定できない。 |
| 形状 |
上削り、下欠(折れ)、左削り、右欠(割れ)。 |
| 樹種 |
(ヒノキ科) |
| 木取り |
追柾目 |
| 遺跡名 |
山田道
 
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| 所在地 |
奈良県高市郡明日香村大字飛鳥・大字東山 |
| 調査主体 |
奈良文化財研究所都城発掘調査部
Department of Imperial Palace Sites Investigations, Nara National Research Institute for Cultural Properties
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| 発掘次数 |
飛鳥藤原第193・194次
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| 遺構番号 |
SX4544
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| 地区名 |
5AMDZZ99
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| 内容分類 |
荷札
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| 国郡郷里 |
駿河国駿河郡〈珠流河評□度里〉 |
| 人名 |
玉作部子猪手 |
| 和暦 |
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| 西暦 |
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| 遺構の年代観 |
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| 木簡説明 |
上端・左辺削り、下端折れ、右辺割れ。ヒノキ科・追柾目。表面五文字目は、残画から「作」または「佐」とみられるが確定できない。(2)(3)は、ともに駿河からの荷札で、ほぼ同文を記したものかと思われる。「珠流河評」は『和名抄』の「(駿河国)駿河郡」にあたる。「珠流河」の表記は、『先代旧事本紀』に「珠流河国造」とみえ、ほかに「須流河」(『万葉集』巻二〇-四三六九番歌)ともみえる。駿河評の荷札は、これまで「河評柏原里□三烈一□〔節ヵ〕」「□〔河ヵ〕評柏原里玉作部下□」(『評制下荷札木簡集成』六六・六七号。本誌未掲載)が知られており、同評内に玉作部の分布が確認できるほか、後の駿河郡には玉作郷の存在も確認できる。佐度里は、『和名抄』にはみえず不詳。なお、都城で出土する駿河の荷札の品目は、堅魚とその加工品が多い。賦役令によると、調雑物に堅魚煎汁四升がみえ(1調絹絁条)、延喜主計式上によると、駿河国の調に煮堅魚、堅魚、中男作物に堅魚煎汁、堅魚がみえる(19駿河国条)。(2)(3)に品目はみえないが、仮に堅魚の荷札であるとすれば、「五升」とあることから、堅魚煎汁の可能性も考えられる。 |
| DOI |
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