URL |
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/5AKAWN24000075 |
木簡番号 |
75 |
本文 |
・□〔如ヵ〕是卅六釘◇/三寸□/○□∥・「〈〉」\『以二斤三作』◇(「」内削り残りヵ) |
寸法(mm) |
縦 |
112 |
横 |
(50) |
厚さ |
3 |
型式番号 |
081
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出典 |
飛鳥藤原京1-75 |
文字説明 |
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形状 |
上削り、下削り、左やや割れ、右やや割れ。上端圭頭状。 |
樹種 |
ヒノキ科# |
木取り |
板目 |
遺跡名 |
飛鳥池遺跡南地区
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所在地 |
奈良県高市郡明日香村大字飛鳥 |
調査主体 |
奈良国立文化財研究所飛鳥藤原宮跡発掘調査部・明日香村教育委員会
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発掘次数 |
飛鳥寺1991-1次
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遺構番号 |
SX1222粗炭層
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地区名 |
5AKAWN24
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内容分類 |
文書
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国郡郷里 |
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人名 |
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和暦 |
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西暦 |
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木簡説明 |
上下両端削り、左右両辺やや割れ。上端は圭頭形。裏側は下端以外の各辺を面取りする。下端から二三㎜の位置に直径四㎜の小孔がある。表面はやや太字、裏面は細字である。表面は中央行に「如是卅六釘」と一行書きで記し、穿孔をはさんで釘の大きさを割り書きで注記する。割り書きの左行は穿孔を意識してか、それを避けて少し下から文字を記す。裏面は二行あるが、右行は墨色が極めて簿く、削り残りとみられる。左行が内容と直接関係する記載で、「二斤三ヲ以テ作ル」と訓読できる。「三」の次は単位「両」が省略されているのであろう。三寸釘三六本を製作するために、ニ斤三両分の鉄を使用したことを追記したものと理解できる。削り残りの墨書部分を避けたためか、中央やや左寄りに書かれている。 |