URL |
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/5AKAWN23000114 |
木簡番号 |
114 |
本文 |
〈〉/荒田部首羊∥俵 |
寸法(mm) |
縦 |
155 |
横 |
25 |
厚さ |
2 |
型式番号 |
032
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出典 |
飛鳥藤原京1-114(荷札集成-298・飛11-13下(32)) |
文字説明 |
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形状 |
上削り、下削り、左削り、右削り。上部左右に浅い三角形の切り込みをもち、それを結ぶ紐痕跡も明瞭に認められる。 |
樹種 |
スギ又はヒノキ科# |
木取り |
追柾目 |
遺跡名 |
飛鳥池遺跡南地区
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所在地 |
奈良県高市郡明日香村大字飛鳥 |
調査主体 |
奈良国立文化財研究所飛鳥藤原宮跡発掘調査部・明日香村教育委員会
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発掘次数 |
飛鳥寺1991-1次
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遺構番号 |
SX1222粗炭層
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地区名 |
5AKAWN23
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内容分類 |
荷札
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国郡郷里 |
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人名 |
荒田部首羊 |
和暦 |
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西暦 |
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木簡説明 |
四周削り。上部左右に浅い三角形の切り込みをもち、それを結ぶ紐痕跡も明瞭に認められる。人名部分は割り書きのようであるが、現状では左行は確認できない。「荒田了」は、荒田直が『新撰姓氏録』和泉国神別、土塔(大阪府堺市)出土の箆書瓦(堺市立埋蔵文化財センター編『史跡土塔-文字瓦聚成-』堺市教育委員会、二〇〇四年、一七八号)、大田町遺跡(神戸市須磨区)出土の箆害土器(兵庫県教育委員会編『神戸市須磨区大田町遺跡発掘調査報告書』一九九三年)などにみえる。また『延喜式』神名帳の和泉国大鳥郡に陶荒田神社、『播磨国風土記』託賀郡条に荒田村がみえる。和泉国から播磨国にかけての一帯に「荒田了」が分布していること、本木簡の貢進物が「俵」(米俵)であることを考え合わせると、播磨国の蓋然性が高い。 |