URL |
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/5AKAWN23000106 |
木簡番号 |
106 |
本文 |
・加毛評柞原里人・「児嶋部□俵」 |
寸法(mm) |
縦 |
133 |
横 |
21 |
厚さ |
2 |
型式番号 |
032
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出典 |
飛鳥藤原京1-106(荷札集成-211・飛11-13・木研14-30頁-(6)) |
文字説明 |
表面「原」は異体字。裏面「嶋」は「嶌」の字形である。 |
形状 |
上削り、下削り、左削り、右削り、下端緩やかな圭頭形。 |
樹種 |
ヒノキ科# |
木取り |
板目 |
遺跡名 |
飛鳥池遺跡南地区
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所在地 |
奈良県高市郡明日香村大字飛鳥 |
調査主体 |
奈良国立文化財研究所飛鳥藤原宮跡発掘調査部・明日香村教育委員会
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発掘次数 |
飛鳥寺1991-1次
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遺構番号 |
SX1222粗炭層
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地区名 |
5AKAWN23
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内容分類 |
荷札
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国郡郷里 |
播磨国賀茂郡楢原里〈播磨国加毛評柞原里〉 |
人名 |
児嶋部□ |
和暦 |
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西暦 |
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木簡説明 |
四周削り。上端はやや左上がり。下端は緩やかな圭頭形で、端部は左に大きく偏る。上部左右に切り込みをもち、左側は台形、右側は三角形。切り込みの高さは左右でかなり異なり、位置も他に比べて低い。表裏は別筆関係にあるが、内容的には一連である。「加毛評柞原(ならはら)里」は『播磨国風土記』賀毛郡条に楢原里、平城宮跡出土の荷札木簡に加毛郡柞原郷がみえる(「平城宮木簡二』二二六五号)。「児嶋了」は備前国児島郡に関わる部民と推測される。児島は海上交通の要衝であり、六世紀には児島ミヤケが置かれていた(『日本書紀』欽明十七年七月己卯条など)。柞原里は播磨国でも内陸部に位置するが、加古川水系・瀬戸内海によって児島郡と結びついたのであろう。 |