URL |
https://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/5AKAWN22000063 |
木簡番号 |
63 |
本文 |
二月廿九日詔小刀二口○針二口○【「○半\□斤」】 |
寸法(mm) |
縦 |
182 |
横 |
29 |
厚さ |
3 |
型式番号 |
011
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出典 |
飛鳥藤原京1-63(飛11-13上(21)・木研14-30頁-(1)) |
文字説明 |
【「○半\□斤」】の「□」は「一」・「二」・「三」のいずれかであろう。 |
形状 |
二片接続、上削り、下削り、左削り、右削り、下端焼痕あり。 |
樹種 |
ヒノキ科# |
木取り |
柾目 |
遺跡名 |
飛鳥池遺跡南地区
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所在地 |
奈良県高市郡明日香村大字飛鳥 |
調査主体 |
奈良国立文化財研究所飛鳥藤原宮跡発掘調査部・明日香村教育委員会
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発掘次数 |
飛鳥寺1991-1次
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遺構番号 |
SX1222粗炭層
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地区名 |
5AKAWN22
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内容分類 |
文書
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国郡郷里 |
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人名 |
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和暦 |
2月29日 |
西暦 |
2(月), 29(日) |
木簡説明 |
上下二片接続。四周削り。下端は焼痕があるが、特に欠損していない。天武天皇もしくは持統天皇の詔を受けて小刀・針の製作を命じた文書、あるいはその命令を書き留めた記録であろう。ただし「詔」は「勅旨」と同様、供御物であることを示す語の可能性もある。下端に別筆で天地逆方向に記された「□斤半」は、小刀二口・針二口を作製するのに必要な鉄の重量を追記したものであろう。焼痕と重なる□には横棒が一本みえ、「一」「二」「三」のいずれかであろう。「半」字は「□」字を避けるようにして、横にずらしだ文字を記す。 |