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■Detailed Information

URL		https://mokkanko.nabunken.go.jp/en/MK042108000001
Tablet Number		0
Text		・□〔望ヵ〕月治部左衛門殿＼恩田内蔵之丞殿・恩田新六
Wooden Tablet Size (mm)	Length	100
	Width	44
	Thickness	4
Type No		011
Bibliographic Reference(s)		木研42-108頁-(1)
Notes on Characters
Shape and Condition
Tree Species		（ｽｷﾞ）
Grain Direction		柾目
Site Name		松代城跡
Location		長野県長野市松城町松代
Investigating party		長野市教育委員会
Excavation No.
Feature No.		3号トレンチ砂層付近
Excavation precinct		MK042108
Tablet Type		荷札?
Ancient Province
Personal Name		(望)月治部左衛門･恩田内蔵之丞･恩田新六
Japanese Era Name
Date
Feature Chronology
Notes on the Tablet		短冊型で、端部はすべて調整され平滑である。上部が一部折損している。樹種はスギで柾目材である。表面には墨書で「□月治部左衛門殿」「恩田内蔵之丞殿」と人名が並記され、敬称が付されていることから表面と判断した。裏面には左に寄せて「恩田新六」と記される。「恩田新六」が発給者、「□月治部左衛門」「恩田内蔵之丞」が宛所である。木簡の用途は不明であるが、記載内容から送り状や荷札などが考えられる。「恩田内蔵之丞」は松代藩家老恩田木工民親の息子で、「□月治部左衛門」は内蔵之丞の叔父である望月治部左衛門と見られる。また内蔵之丞は「恩田新六」の妻の甥で、その娘を妻としている。三名はともに藩政改革推進派に属し、緊密な姻戚関係にある。内蔵之丞は宝暦一二年（一七六二）に家督を継ぎ、文化一四年（一八一七）に死去、望月治部左衛門は宝暦七年に治部左衛門を称し、寛政二年（一七九〇）に死去する。恩田新六の生没年は享保六年（一七二一）から天明八年（一七八八）である。木簡は三名の活動時期が重なる宝暦一三年から天明八年の間に作成された可能性が高い。三名の屋敷は木簡出土地点である堀に近いため、屋敷地から堀へ流入あるいは廃棄されたものと推測される。
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