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■Detailed Information

URL		https://mokkanko.nabunken.go.jp/en/MK031047000236
Tablet Number		0
Text		・大目謂主典主□・□□〔消息ヵ〕□□
Wooden Tablet Size (mm)	Length	(139)
	Width	(19)
	Thickness	1
Type No		081
Bibliographic Reference(s)		但馬集成28頁-(191),木研31-47頁-2(36)
Notes on Characters
Shape and Condition		上欠(折れ)､下欠(折れ)､左欠(割れ)､右欠(割れ)｡
Tree Species
Grain Direction
Site Name		祢布ヶ森遺跡
Location		兵庫県豊岡市日高町祢布
Investigating party		豊岡市教育委員会
Excavation No.		41
Feature No.		SX250
Excavation precinct
Tablet Type
Ancient Province
Personal Name
Japanese Era Name
Date
Feature Chronology
Notes on the Tablet		上下両端折れ、左右両辺割れ。表面７文字目も「主」の可能性があり、そうであるならば習書か。「大目」はこれまで「少目」と釈読されていた。「謂」からは、令注釈書の一節の可能性が想起される。「大目」は大国に置かれた主典の上級者で官位相当は従八位上。『続日本紀』によると、宝亀６年（775）３月、諸国の主典の増員があり、但馬国に「大少目」が置かれている（３月乙未条）。『延喜式』によると但馬国は上国であるが（民部省式上５山陰道条）、天平９年度但馬国正税帳には目がみえ（正倉院文書正集29巻第12・13紙継目裏・『大日古』二55など）、守の公廨田は２町で中国守に相当することから（正倉院文書正集29巻第11紙・『大日古』二62）、この段階では中国の官制であったとみられる。天平勝宝２年（750）正月８日但馬国司解（東南院文書第４櫃附録第９巻・『東南院』三602号）には守・掾・目がみえ、天平宝字元年（757）５月には「加二介一人一」とみえる（『続日本紀』同月乙卯条）。なお、天平勝宝２年10月20日但馬国義倉帳によると大掾がみえる（須坂本正倉院文書・『大日古』三470。ただし正倉院文書正集19巻第14紙・『大日古』一424は安房国義倉帳として掲げ、末尾の年月署名を欠く）。但馬国の等級は、史料に即したさらなる検討が必要である。
DOI