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■Detailed Information

URL		https://mokkanko.nabunken.go.jp/en/MK031045000202
Tablet Number		0
Text		・客作名帳・客作名帳
Wooden Tablet Size (mm)	Length	(49)
	Width	26
	Thickness	5
Type No		061
Bibliographic Reference(s)		但馬集成27頁-(176),木研31-45頁-2(2)
Notes on Characters
Shape and Condition		題籤部上削り、下削り、左削り、右削り、軸部欠（一部残して折れ）｡
Tree Species
Grain Direction
Site Name		祢布ヶ森遺跡
Location		兵庫県豊岡市日高町祢布
Investigating party		豊岡市教育委員会
Excavation No.		41
Feature No.		SX250
Excavation precinct
Tablet Type		題籤
Ancient Province
Personal Name
Japanese Era Name
Date
Feature Chronology
Notes on the Tablet		題籤部四周削り、軸部一部残して折れ。「客作」の名簿に付された題籤軸。「客作」は雇人の意で（『大漢和辞典』）、「客作児」の略か。『和名抄』に「客作児 楊氏漢語抄云客作児〈都久乃比々止〉」、観智院本『類聚名義抄』に「客作児 ツクノヒヒト」とみえる。平安時代にみえる雇用労働者で、『延喜式』によると斎院司に２員置かれた（斎院司式30作手等衣服料条）。初見は弘仁元年（810）12月で、新銭隆平永宝の鋳銭に関わり、鋳銭司長官次官以下への叙位に際して「自余六位已下客作児已上」とみえる（『日本後紀』同月丙戌条）。また、元慶２年（878）３月、大宰府が豊前国採銅のため、徭夫100人を採銅客作児としたとみえる（『日本三代実録』同月５日辛丑条）。いずれも銅に関わる技術者としてみえ、初期の客作児は単純な雇用労働者ではなく、雇用技術者の性格を有していたとみられる（瀧浪貞子「客作児役の史的意義」『日本古代宮廷社会の研究』思文閣出版、1991年）｡
DOI