| URL |
https://mokkanko.nabunken.go.jp/en/MK022249000011 |
| Tablet Number |
22 |
| Text |
・□□日大□□〔所ヵ〕嶋□□〔田族ヵ〕○／「入」日下部国□／山□部酒継／〈〉当女∥／○□□〈〉／「入」□□水中知／「入」安万呂□当女∥／○静成女／○□□□／「入」〈〉∥・○□〔明ヵ〕○「○□□＼論語序何晏集□〔解ヵ〕」 |
| Wooden Tablet Size (mm) |
Length |
(332) |
| Width |
(32) |
| Thickness |
5 |
| Type No |
081
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| Bibliographic Reference(s) |
但馬集成12頁-(62),木研22-249頁-(11)( 袴狭遺跡･木研20-234頁-(2)) |
| Notes on Characters |
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| Shape and Condition |
上二次的切断か、下端削り尖らせる、左欠（割れ）、右削り。 |
| Tree Species |
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| Grain Direction |
板目 |
| Site Name |
袴狭遺跡
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| Location |
兵庫県出石郡出石町袴狭字内田･字谷外 |
| Investigating party |
兵庫県教育委員会埋蔵文化財調査事務所
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| Excavation No. |
9次a（旧8次）
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| Feature No. |
SD303
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| Excavation precinct |
内田1区
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| Tablet Type |
文書･習書
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| Ancient Province |
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| Personal Name |
日下部国□･静成女･□□部酒継･□□水中知･〈〉当女･安万呂□当女 |
| Japanese Era Name |
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| Date |
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| Feature Chronology |
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| Notes on the Tablet |
上端二次的切断か、下端削り尖らせる、左辺割れ、右辺削り。板目。平安時代前半。人名を列挙した帳簿木簡。「入」の字形で合点が付される。表３行目５文字目は「長」の残画は明瞭で、「長」あるいは旁に「長」をもつ「帳」などが推定される。「大帳所」であれば、弘仁13年（822）太政官符にみえる「大帳税帳所書手」のような、籍帳作成の部署の存在が推測される（森「木簡から見た郡務と国務」前掲）。日下部は木簡17(但馬集成5頁-17)参照。裏面の「論語序何晏集解」は、魏の何妟による論語の注釈書『論語集解』のこと。『論語集解』は、漢・魏の諸説の集成で、論語の注釈書としては現存最古の完備した書である。学令によると、論語の教授に使用すべき注釈書として、鄭玄と何妟の注があげられている（６教授正業条）。何妟の『論語集解』の使用は、「何晏集解」の習書がある二条大路木簡の１点（『平城木簡概報(29)』40頁下523号）や、「論語序」と記す２点の習書木簡（『平城木簡概報(15)』31頁上209号。東大寺防災1733号）に知られる。嶋田族は不詳。『新撰姓氏録』右京皇別下に島田臣がみえる。丹後国に島田氏が知られる（太田亮『姓氏家系大辞典』第２巻「島田」24の項）。族姓は、直木孝次郎「日本古代における族について」（『日本古代国家の構造』青木書店、1958年。初出1952年）などを参照。 |
| DOI |
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