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■Detailed Information

URL		https://mokkanko.nabunken.go.jp/en/MK011063000005
Tablet Number		0
Text		・□附士〔壬〕生部〈〉・【□部葛】
Wooden Tablet Size (mm)	Length	(100)
	Width	(20)
	Thickness	3
Type No		081
Bibliographic Reference(s)		但馬集成6頁-(20),木研11-63頁-(5)
Notes on Characters
Shape and Condition		上欠(二次的切断)、下削り、左削り、右欠(割れ)。
Tree Species
Grain Direction		板目
Site Name		袴狭遺跡
Location		兵庫県出石郡出石町袴狭
Investigating party		出石町教育委員会
Excavation No.		1
Feature No.		旧河道
Excavation precinct
Tablet Type
Ancient Province
Personal Name		大生部･□部(葛)
Japanese Era Name
Date
Feature Chronology
Notes on the Tablet		上端二次的切断、下端・左辺削り、右辺割れ。板目。文書木簡の断片か。「士生部」は壬生部か。壬生部は、皇子の養育料を負担する壬生部を管掌する伴造氏族とその部民。『新撰姓氏録』河内国皇別に壬生臣、未定雑姓河内国に壬生部公がみえる。但馬国分寺跡に「大生部弓手」（木簡106(但馬集成19頁-106)）、祢布ヶ森遺跡に「生王公宮継」（木簡192(但馬集成28頁-192）)、出石郡穴見郷に「大生直山方」（天平勝宝２年（750）正月８日但馬国司解。東南院文書第４櫃附録第９巻・『東南院』家わけ第十八之三602号（以下、『東南院』三602号のごとく略記する））がみえ、同人は「大生部直山方」とも記される（同年５月13日東大寺三綱返抄案・東南院文書第５櫃第11巻・『東南院』三645号）。また、隣国の丹後国竹野郡舟木郷に「生部須→」（『平城宮木簡二』2257号）がみえる。『日本書紀』によると、仁徳紀のほか（７年８月丁丑条）、推古天皇15年（607）に壬生部設置の記事がみえる（２月庚辰朔条）。もともと皇子の名を付して呼ばれたのが、推古朝頃に「壬生部」とされた。壬生部は広く諸国に設置され諸国に分布するが、但馬国の事例は少なく、祢布ヶ森遺跡の「生王公」（木簡192(但馬集成28頁-192)）が壬生であるならば、但馬国壬生の事例として注目される。
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