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■Detailed Information

URL		https://mokkanko.nabunken.go.jp/en/MK009062000006
Tablet Number		0
Text		・式部卿・稲文
Wooden Tablet Size (mm)	Length	(128)
	Width	16
	Thickness	6
Type No		061
Bibliographic Reference(s)		但馬集成44頁-(384),日本古代木簡選(木研9-62頁-(6))
Notes on Characters
Shape and Condition		題籤部上削り、下削り、左削り、右削り、軸部削りヵ下欠（折れ）。
Tree Species
Grain Direction		板目
Site Name		深田遺跡（但馬国府推定地）
Location		兵庫県城崎郡日高町水上･松岡
Investigating party		兵庫県教育委員会
Excavation No.
Feature No.		整地層
Excavation precinct		Ⅰ区
Tablet Type		題籤
Ancient Province
Personal Name
Japanese Era Name
Date
Feature Chronology
Notes on the Tablet		題籤部四周削り、軸部削りか下端折れ。板目。式部卿の稲に関わる文書に付された題籤軸。「稲文」は、封戸が負担する租の量を記したものか。但馬国に式部卿封戸が置かれたことを示す。封戸の租稲は、国司の管理のもと封主へ送られ、租は国司により稲を交易した代物で送る場合もあった（天平７年（735）相模国封戸租交易帳。正倉院文書正集第19巻第６～12紙・『大日古』一635～640）。９世紀前半の「式部卿」は、伊予親王（延暦23年（804））、大伴親王（延暦23年）、藤原葛野麻呂（大同元年（806）４月任～弘仁３年（812））、葛原親王（弘仁３年正月任。弘仁９年５月「別当二品行式部卿親王」（新修鷹経）＝葛原親王ヵ）、万多親王（弘仁14年９月任、天長５年（828）見任）、葛原親王（天長７年６月、承和10年（843）見任）、仲野親王（嘉祥３年（850）５月任～貞観５年（863）２月）が任じており（『八省補任』）、このうち葛原親王（786-853）とみる理解もある（鷺森浩幸「地方官衙遺跡出土の木簡」大庭脩編『木簡 古代からのメッセージ』大修館書店、1998年）。葛原親王は桓武天皇の第三皇子、母は多治比真人長野の女真宗。
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