■Attached Image

■Detailed Information

URL		https://mokkanko.nabunken.go.jp/en/MK009062000005
Tablet Number		0
Text		斗加王γ→
Wooden Tablet Size (mm)	Length	(146)
	Width	39
	Thickness	3
Type No		081
Bibliographic Reference(s)		但馬集成45頁-(396),木研9-62頁-(5)
Notes on Characters
Shape and Condition		上削り、下欠（折れ）、左欠（割れ）、右削り。
Tree Species
Grain Direction		板目
Site Name		但馬国府推定地
Location		兵庫県城崎郡日高町水上･松岡
Investigating party		兵庫県教育委員会
Excavation No.		沼上凹地
Feature No.
Excavation precinct		Ⅰ区
Tablet Type		呪符
Ancient Province
Personal Name
Japanese Era Name
Date
Feature Chronology
Notes on the Tablet		上端・右辺削り、下端折れ、左辺割れ。板目。呪符。「斗加王」は不詳。中世に降る史料によると、「斗加王」に類する語に、「斗加神」がみえる。『義貞記』によると、「亦敵ヲバ玉女方ニ向テ討テ。聞神方可引。聞神・指神・斗加神ノ方ニ向テ敵ヲ討事努々有ベカラズ」（群書類従第23輯武家部）とあり、ここにみえる「玉女」は、陰陽道で祀る神の名で、多願玉女、色星玉女、天皇玉女などが知られる。「聞神」は、陰陽家の語で、その日の干支から３つ目にあたる干支の方角のこと。「指神」は、平安時代から日本に流行していた方角神である天一神（なかがみ・ながかみ）の俗称で、この神のいる方角は、ふたがり（ふさがり）といって忌み避ける風習が盛んであったところから、万事にさし出て邪魔をする神の意。転じて、何事にも口出しをする者という（いずれも『日本国語大辞典第二版』）。「斗加神」は不明ながら、あるいはこれらと同じく陰陽道の方角神の可能性があり、そうであるならば、「斗加王」も同様の意味かと推測される。
DOI