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■Detailed Information

URL		https://mokkanko.nabunken.go.jp/en/6AJEKL29000101
Accession Number		2
Text		・←於市□〔沽ヵ〕遣糸九十斤／蝮王○猪使門∥◇・←月三日大属従八位上津史岡万呂◇
Wooden Tablet Size (mm)	Height	(254)
	Width	(18)
	Thickness	4
Form no		081
Bibliographic Reference(s)		木簡黎明-(78)(藤原宮1-2･飛2-13上(127)･日本古代木簡選)
Variant Character		｢岡｣は異体字｢𦊆｣。
Wooden Tablet Shapes
Tree Species		針葉樹♯
Grain Direction		追柾目
Site Name		藤原宮跡北面中門地区
Location		奈良県橿原市醍醐町
Investigating party		奈良国立文化財研究所飛鳥藤原宮跡発掘調査部
Excavation No.		藤原宮第18次
Feature No.		SK1903
Excavation precinct		6AJEKL29
Tablet Type		文書
Ancient Province		(大和国藤原京〈市〉)
Personal Name		津史岡万呂
Japanese Era Name		*月3日
Western Calendar		*(月), 3(日)
Explanation for this Item		市で糸九十斤を売却することを記した木簡｡蝮王､猪使両門の注記は糸の荷物が宮から運び出される際に通過する門を意味するか｡津史岡万自は大属とあるから某寮の主典であり､某寮の命令を受けて糸の運送の執行を伝えたもの｡某寮は､糸の管理という点からみると内蔵寮､縫殿寮などが考えられる｡蝮王がタジヒと訓みうることは正倉院文書にみえる写経生蝮王部乙山が丹治比乙山とも記されていることから確実である(『大日古』一三-三五九･四〇八頁）｡蝮王門､猪使門はそれぞれ平安宮の達智門(北面東門)､偉鑒門（北面中門)にあたる｡また下端に小穴があって同類の木簡をつなげて保管したものらしい(総説一七頁参照）｡