URL |
https://mokkanko.nabunken.go.jp/en/6AFITC11000117 |
Accession Number |
1737 |
Text |
・「長飛鳥鳥長」従七位上行家令赤染豊嶋・「○□〔長ヵ〕\長□屋飛鳥長帳□内国飛鳥」\○〈〉○/日十一∥ |
Wooden Tablet Size (mm) |
Height |
226 |
Width |
13 |
Thickness |
3 |
Form no |
065
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Bibliographic Reference(s) |
◎平城京2-1737(城21-29上(300)・木研11-14頁-(65)) |
Variant Character |
表裏の「」内は二次的整形後のもの。 |
Wooden Tablet Shapes |
上端は右辺からヘラ状に削り出し、左二次的削り、右二次的削り、下削りヵ。 |
Tree Species |
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Grain Direction |
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Site Name |
平城京左京三条二坊一・二・七・八坪長屋王邸
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Location |
奈良県奈良市二条大路南一丁目 |
Investigating party |
奈良国立文化財研究所平城宮跡発掘調査部
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Excavation No. |
193E
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Feature No. |
SD4750
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Excavation precinct |
6AFITC11
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Tablet Type |
文書・習書
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Ancient Province |
(大和国高市郡飛鳥ヵ) |
Personal Name |
赤染豊嶋・長屋 |
Japanese Era Name |
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Western Calendar |
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Explanation for this Item |
上端は左右からヘラ状に削り出し、左右両辺は二次的削り、下端のみ原形を保つ削りか。表裏の「長屋」「飛鳥」などの習書は、二次的整形後のもの。表裏は同筆であるが、表面の位署書きと裏面の上日記載の関係は不詳。あるいは家政機関職員の上日を書き上げた大型木簡を二次的に整形したものか。「従七位上行」とあるから、この家令は従七位下以下相当の家令であり、七一六年(霊亀二)正月に正三位に叙されるまで従三位であった長屋王の家令として符号する。また、赤染氏には壬申の乱の際高市皇子に従った赤染造徳足がおり(『日本書紀』天武元年〈六七二〉六月甲申条)、長屋王の家令として相応しい(鬼頭清明「長屋王家木簡二題」『古代木簡の基礎的研究』塙書房、一九九三年)。二七五五号木簡によると、赤染豊嶋は「年六十」とみえ、赤染徳足の縁者の可能性が高い。 |