URL |
https://mokkanko.nabunken.go.jp/en/5BASNP34000579 |
Accession Number |
1418 |
Text |
・南○請葛城明日沙弥一人・「天天天天天天天天□〔地ヵ〕天天」 |
Wooden Tablet Size (mm) |
Height |
(252) |
Width |
25 |
Thickness |
3 |
Form no |
061
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Bibliographic Reference(s) |
飛鳥藤原京1-1418(木研21-18頁-(8)・飛13-11下(28)) |
Variant Character |
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Wooden Tablet Shapes |
上端両刀を有する形状で、下端柄がある。左削り、右削り、上二次的削り、下二次的削り。 |
Tree Species |
ヒノキ科# |
Grain Direction |
板目 |
Site Name |
飛鳥池遺跡北地区
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Location |
奈良県高市郡明日香村大字飛鳥 |
Investigating party |
奈良国立文化財研究所飛鳥藤原宮跡発掘調査部
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Excavation No. |
飛鳥藤原第84次
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Feature No. |
SK1128
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Excavation precinct |
5BASNP34
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Tablet Type |
文書・習書・釶の様
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Ancient Province |
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Personal Name |
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Japanese Era Name |
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Western Calendar |
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Explanation for this Item |
上端は両刃を有する形状で、下端には柄がある。釶(やりがんな)の様(ためし)とみたが、別途の木製品の可能性もある。左右両辺削り。上下両端は二次的削り。表面が木簡本来の記載で、「南」が「葛城」に対して明日に沙弥一人の派遣を要請した文書。「葛城」は葛城寺(比定地は橿原市和田町の和田廃寺)に比定する見解もあるが、本寺は尼寺であり、男性の沙弥がいたとは考えにくい。葛城地域の僧寺を指すのであろう。本木簡は沙弥とともに差出の「南」に戻ったか、あるいは文書の案文として留められたものと考えられる。「南」は特定の施設ないし組織を指すとみられ、飛鳥池遺跡北地区もしくはその近辺に「南」と呼ばれる一郭があった可能性がある。ついで本木簡は二次的に整形して様に仕立てあげられ、その後裏面に習書がなされている。 |