URL |
https://mokkanko.nabunken.go.jp/en/5AKAHK28000001 |
Accession Number |
1 |
Text |
・官大夫前白/田□〔人ヵ〕連奴加○加須波□〔人ヵ〕鳥麻呂/□〔文ヵ〕田取○小山戸弥乃∥・以波田戸麻呂○安目○汙乃古\野西戸首麻呂○大人○阿佐ツ麻人□留黒井 |
Wooden Tablet Size (mm) |
Height |
(257) |
Width |
28 |
Thickness |
3 |
Form no |
019
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Bibliographic Reference(s) |
飛鳥藤原京1-1(木研21-27頁-(56)・飛14-14上(81)) |
Variant Character |
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Wooden Tablet Shapes |
下欠(折れ)、上削り、左削り、右削り。 |
Tree Species |
ヒノキ科# |
Grain Direction |
追柾目 |
Site Name |
飛鳥池遺跡南地区
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Location |
奈良県高市郡明日香村大字飛鳥 |
Investigating party |
奈良国立文化財研究所飛鳥藤原宮跡発掘調査部
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Excavation No. |
飛鳥藤原第93次
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Feature No. |
SX1220灰色粘土
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Excavation precinct |
5AKAHK28
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Tablet Type |
文書
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Ancient Province |
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Personal Name |
田(人)連奴加・加須波(人)鳥麻呂・(文)田取・小山戸弥乃・以波田戸麻呂・安目・汙乃古・野西戸首麻呂・大人・阿佐ツ麻人□留・黒井 |
Japanese Era Name |
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Western Calendar |
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Explanation for this Item |
上端・左右両辺削り、下端折れ。ただし文字の割付からみて、文字情報は失われていないと判断される。七世紀に一般的な前白木簡である。上申先の「官大夫」は北地区の六六一号にもみえる。某宮司の長官というよりは、一定官職以上の官人を指す用語であろう。上申の具体的な用件は記されておらず、表面に四名、裏面に七名の人名が列挙されるのみ。「加須波」はカスハ、「以波田」はイハ夕、「野西」はノセ、「阿佐ツ麻」はアサツマ。アサツマは大和国葛上郡の朝妻であり、金工技術に優れた渡来人が多数居住していた。この十一名は工人の可能性が高い。「野西」が摂津国能勢郡に比定できることからすれば、「加須波」「小山」「以波田」も畿内の地名に由来する可能性がある。 |