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■Detailed Information

URL		https://mokkanko.nabunken.go.jp/en/5AJGSF56000101
Accession Number		1813
Text		γγγ鬼小γ今○／乎其∥
Wooden Tablet Size (mm)	Height	389
	Width	53
	Thickness	6
Form no		032
Bibliographic Reference(s)		藤原宮4-1813(木研18-33頁-(2)･飛12-11下(21))
Variant Character
Wooden Tablet Shapes		上削り、下削り、左削り、右削り。下端部両端に切り込みあり。右辺二ヵ所に穿孔あり｡
Tree Species		ﾋﾉｷ△
Grain Direction		板目
Site Name		藤原宮跡西方官衙南地区
Location		奈良県橿原市四分町
Investigating party		奈良国立文化財研究所飛鳥藤原宮跡発掘調査部
Excavation No.		藤原宮第79次
Feature No.		SE8431
Excavation precinct		5AJGSF56
Tablet Type		呪符･折敷底板
Ancient Province
Personal Name
Japanese Era Name
Western Calendar
Explanation for this Item		四周削り。頭部を方形に整形し、下端部両端に切り込みをもつ。折敷底板を転用したものであろう。表面から穿たれた二箇所の穿孔は、や文字と重複関係があり、いずれも穿孔が後である。符籙１は、中国宋代の『天原発微』（『正統道蔵』所収）にみえる星座の一つ羅堰（らえん）との類似が指摘される。ここには、「九星、在牽牛東。壅水潦、為灌漑之渠」とみえ、洪水をせきとめて灌漑用水とするの意であることから、この呪符も治水あるいは井戸の祭祀に関わるものと推測される。『天原発微』は十三世紀に成立した史料であるが、「羅堰」は『晋書』天文志、『隋書』天文志にも確認されることから、七世紀に遡るものとみて矛盾はない。「乎其」は、ヲソレの意で、畏怖の念を記したものか。